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腰痛

その腰痛、実は
癌のサインかも!?
放置してはいけない腰の痛み

その腰痛、実は癌のサインかも!? 放置してはいけない腰の痛み今や国民病とも言える腰痛ですが、その原因としては腰椎椎間板ヘルニア、ぎっくり腰がよく知られています。
また、腰部脊柱管狭窄症、骨粗鬆症が原因になることもあります。
そしてあまり知られてはいませんが、癌が原因となり、腰痛が出ることもあります。

癌を原因とする腰痛とは?その種類や見分け方について

なぜ、癌が腰痛を引き起こすの?

腰痛の原因となる癌の多くが、他の臓器で発生した癌が腰椎へと転移したものです。がん細胞によって骨が破壊されることで、痛みが出ます。
また、腰の近くに発生した癌が大きくなり、神経を圧迫することで、腰痛を発症することもあります。
その他、ごく稀ではありますが、腰椎に直接、癌が発生することもあります。

腰痛の原因となる癌の種類

腰椎に転移しやすい癌としては、肺癌・乳癌・腎癌・大腸癌・前立腺癌などが挙げられます。
また膵臓癌・大腸癌・卵巣癌・子宮癌といった腰の付近で生じる癌は、神経を圧迫し、腰痛を引き起こすことがあります。

癌を原因とする腰痛の特徴

癌を原因とする腰痛の特徴には、以下のようなものが挙げられます。

  • 安静にしても痛みが引かない、1ヶ月以上続いている
  • 夜間に痛みが強くなる
  • 鈍い痛み、鋭い痛み、突き上げるような痛み
  • 体重減少、血便・便潜血検査陽性、血痰、発熱、倦怠感、不正出血などの癌の症状が見られる

上記のような症状が見られる場合には、できるだけ早く、当院にご相談ください。

腰痛の原因となる主な疾患

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎の骨と骨のあいだにある椎間板が飛び出し、周囲の神経を圧迫することで、腰痛、お尻~下肢の痛み・しびれ(坐骨神経痛)などの症状が引き起こされる病気です。進行すると、筋力低下、排尿障害・排便障害なども出現します。
なお多くの場合、痛みやしびれといった症状は、左右どちらか片側に現れます。

骨粗鬆症

骨密度の低下・骨量の減少によって、骨折しやすくなる病気です。尻もちをついたり、よろけて手をついたりしただけで骨折をしてしまうことがあります。腰椎を骨折したり、あるいは骨折せずとも背中が曲がり腰への負担が大きくなることで、腰痛を伴うことがあります。特にご高齢の方は、骨折が寝たきりのきっかけになることも多く、注意が必要です。

腰部脊柱管狭窄症

背骨の中を通る脊柱管が腰部で狭くなり、神経が圧迫されることで、間欠跛行、腰痛、お尻~下肢の痛み・しびれ(坐骨神経痛)などの症状が引き起こされる病気です。進行すると、排尿障害・排便障害なども見られます。なお、間欠跛行とは、長い距離を歩くと脚に痛み・しびれが生じるものの、少し休むと症状が軽くなり歩行を再開できる(休み休みでないと長い距離を歩けない)という症状です。

その他

ぎっくり腰、腰椎骨折、脊椎炎、脊椎カリエス、胃腸・肝臓・膵臓などの疾患なども、腰痛の原因となります。

腰痛の診断・検査

腰痛の診断・検査問診・触診の上で、レントゲン検査を行い、診断します。骨粗鬆症が疑われる場合には、骨密度検査、血液検査・尿検査なども必要です。

腰痛の治療法

腰痛の治療法腰痛の原因となっている疾患が見つかれば、その疾患に応じた治療を行います。
たとえば腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症では、痛み・炎症を抑えるための薬物療法やブロック注射、装具療法、リハビリテーションなどを行います。
骨粗鬆症では、カルシウム・ビタミンD・ビタミンK・骨吸収抑制剤・骨形成促進剤などを用いた薬物療法、食事療法・運動療法などを行います。
手術が必要になった場合には、速やかに提携する病院をご紹介します。